reStructuredText (RST, ReST, または reST) は、Markdown に似たプレーンテキスト形式のマークアップ構文です。主に技術ドキュメント、ソフトウェアの仕様書、およびインラインドキュメント(Pythonのdocstringsなど)の作成に使用されます。RSTファイルは、生のテキスト状態でも人間が読みやすいように設計されており、Sphinxなどのツールを使用することで、HTML、PDF、LaTeX、manページといった他の形式へ容易に変換可能です。この構文は可読性を重視しており、見出し、リスト、コードブロック、その他の一般的なドキュメント要素に対してシンプルな規則を採用しています。また、相互参照、テーブル、ディレクティブ(拡張可能なマークアップ命令)、ロール(特定の意味を持つインラインマークアップ)などの機能をサポートしています。構造と一貫性が重要視される複雑なドキュメントプロジェクトに適した、強力かつ柔軟なフォーマットです。さらに、特定のニーズに合わせてカスタムディレクティブやロールを追加できる拡張性も備えています。多くの場合、ドキュメント生成ツールであるSphinxと組み合わせて使用され、RSTソースファイルからプロフェッショナルな外観のドキュメントサイトやPDFを作成するために利用されます。プレーンテキストであるという性質上、バージョン管理システムとの相性が良く、共同編集にも最適です。